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島人物語  
第5章 女の存在




・・・・・・。


部屋に入ると・・・。


ムチムチした体の女性が布団に横になっていた。



パチッ・・・



電気をつけると・・・。



女は目を擦って・・・


「一樹さん・・・??今何時~??」



・・・・・。



寝ぼけた声でこっちを見た・・・。



「きゃぁっ!!誰ッ???」



そう言って布団をかぶった・・。



はぁ・・・。



「一樹の友達ッ!!・・・隣人でもあるし・・・。」



私がそう言うと女は布団から顔を出して私をじっと見た。



「・・・一樹さんは・・・・。」



ベットの下に落ちた大きなブラを拾って・・・。



「一樹は・・・他の部屋にいる!・・・もう貴方とは逢わないし・・・薬もやらないからッ!!」



ベットにブラを投げると・・・。



「そんなっ!!一樹さんがそう言ったのッ??」



・・・・・。


「そうよ??それに貴方みたいな人がウロウロされるとこっちも困るのッ!!早く出て行って!!」


女はブラを慌てて付け私をじっと睨んだ。



今更何を言いたいの??



こんな風になって・・・。



そこまでして一樹に???



「一樹さんと話させて・・・」



・・・・・。


「もう会わせられないッ・・・悪いけど・・・」



「話さないと納得いかない!!」


・・・・・。


「何を話すの???」



私が問いかけると女は頭をぐしゃぐしゃッとかき・・・。



「・・・色々よッ!!・・・」



・・・・・・。



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