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島人物語
第10章 不安要素

おい・・・触るなッ!!!
「あ・・・あの・・」
「本当可愛い子だな??(笑)うちの店で働いてもらおうかな??(笑)」
大垣は言った。
「うちの店??」
淳が言った。
「うち、キャバクラもやってるんだよ(笑)・・・ねぇ、君さ夜2時間とかでも入らない??時給は・・そうだなーー・・君なら4000円くらい出すよ??」
大垣はニコニコ笑って結城に問いかけた。
「・・・そういうのはちょっと・・(笑)」
結城は引き気味で答えた・・。
「そうかー・・(笑)じゃぁ、今夜接待してもらおうかな??上地くん、いいだろ??」
結城は俺の目を見ない・・・淳は顔の前で手を組んで首を横に振っていた・・・
そうだ・・結城の優しさに甘えてばかりじゃダメだ・・・。
「大垣さん・・・(笑)・・・彼女に触らないでください・・・もうお引取りを・・・」
大垣はじろっと俺と淳を睨み・・・・
「・・・・はぁー・・残念だなーー・・(笑)・・・ここまで話を詰めたのに・・・一昨日の子はホテルまで来てくれたのになーー・・・」
言いやがった・・コイツ・・・
結城は一瞬・・・えっ??って顔をして俺を見た・・・。

