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島人物語  
第10章 不安要素



結城said



「結城・・・(笑)」


入口の方を見ると涼が笑って立ってた・・。



「あ、もう・・市場行く??(笑)」



「少しいい??お話しよう??(笑)」


・・・・(笑)・・・いつかの・・・会社でミーティングって言われた時みたい・・・


そうそう・・涼は時間を開けない・・・。



「・・うん・・・」



涼は隣に座って・・・私の手を握ってきた・・・。



「一昨日な??・・・あのエロオヤジと打合せしてる時、偶然昔の女友達に会っちゃったんだ・・・」



・・・・あの口紅の人・・・・


「・・・うん・・・」


「二人いて・・・一人が前に電話きた・・仁美・・。もう一人は仁美の友達で・・・そっちの女をさっきのオヤジが気に入っちゃって、気づいたら4人でお茶してたんだ??」


・・・口紅はいつ付いたのかな・・・(笑)



「・・・うん・・・」


「んでー・・・まぁ、ぶっちゃけ・・・・オヤジは女二人と飲みに行くってなって・・俺はその後急いでマンションに帰った・・・。」


「ん・・・・」


「・・・特に何もないし、俺はお前以外に欲情しない・・・不安??」

「(笑)(笑)・・・・不安ーー・・・んーー・・やっぱ・・涼はモテるし・・街中で昔の子に会っちゃうのは仕方ないもんね・・・それは納得してるよ??大丈夫・・・」



「・・・大丈夫って・・・不安要素あるんだろ??気になること言ってみて??ちゃんと答えるから・・・」



「・・・(笑)大丈夫っていうか・・・・・私が一人で考えちゃっただけだし・・(笑)涼はちゃんと帰ってきてくれるから大丈夫・・・」



「・・・・なんか・・信用されてねーなッ!!!」



「・・・・・」



少し・・・強い口調に一瞬固まった・・・。




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