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島人物語
第17章 別れる

マンションを飛び出して直ぐ近くのホテルに逃げ込んだ。
もうなーーーーにも・・・・。
なにもない。
翌日に直ぐ近くの不動産屋に駆け込み・・・・。
あ・・・・。
不動産屋で見覚えのある人がカウンターに立ちこっちを見ている。
「結城ちゃんッ????」
・・・・・・。
それは涼のお友達の剛君。
不味い。
「あっ!!間違えましたッ!!」
慌てて店を出ると・・・
剛君は追いかけて来て・・・・。
「あの・・ごめんなさい・・。あの・・涼に会っても私がここに来たって言わないでください・・・。」
私は慌ててそう言った。
そうだ・・・。
この街を歩いていれば涼の友達に会うのに・・・・。
油断していたッ!!!!
剛君は一瞬黙って・・・。
「何かあった??(笑)お茶だすよ???」
・・・・・・。
剛君に・・・
一言・・・・。
「涼とはッ・・・・・別れたのッ・・・・。」
それだけ言った。

