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島人物語
第17章 別れる

美佳said
東京の病院とは違う方針。
「貴方の命に期限はない(笑)」
大和君のお父さん・・・院長は私にそう言ったの。
期限は・・・・
ない・・・。
抗がん剤治療を前向きに取り組む毎日。
副作用はある・・・。
でも・・・。
「ママーーーーっ(笑)」
毎日のように一樹が店を閉めた後に来てくれる。
優樹を連れて・・・。
「優樹(笑)良い子にしてる???」
優樹は直ぐにベットにしがみ付き私の手を握ってくれるの。
「あのね、結城ちゃんがいないのっ!!」
・・・・・。
私が一樹の顔を見ると・・・一樹は苦笑いをし・・・。
「優樹、・・・ちょっとあっちでテレビ見てなさい(笑)」
一樹がそう言うと・・・優樹は頷いて病室のソファーに腰掛けテレビを付けた。
「一樹・・・、結城がいないって???どうゆう事ッ?」
一樹は少し参った顔をし・・・。
「涼がはめられたっぽい・・・。」
はめられた???
一樹は椅子に腰かけ・・・。
「涼の子妊娠したとか言って店に来た・・・。でも涼は全くやった記憶がないって・・・。」
「え・・、で・・・結城はッ???」
携帯を持って言うと・・・。
「結城ちゃんは携帯も置いて出て行った・・。探してるけど・・・見つからない・・・。」
そんな・・・。

