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島人物語
第19章 大事な人

結城said
クリスマスイブ前日・・・・。
私は重い足取りで北谷店に向かっていた。
自社ビルでもあるその建物を眺め・・・。
意を決しエレベーターに乗った。
もう年末。
後悔するにきまっているのに・・・・。
私は誰にも相談しないで・・・・。
罰を受けることに決めたんだ。
チーーン・・・・。
エレベーターが止まり・・・扉が開くと・・・。
カウンターの中で智樹さんと受付担当の人が待っていた。
「結城さん・・・こんにちは(笑)」
まるで会員の時みたいだ・・・。
私は頭を下げ・・二人の前まで行った。
「体調は???」
智樹さんがそう聞いてきて・・・。
私は一回頷き・・・・。
「大丈夫です・・・・。」
2人は顔を見合わせて・・・・。
「結城さん・・・やはり負担が大きくない??何かあったら・・・・。」
・・・・・・・。
だって・・・
お金ないし・・・。

