この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
島人物語
第2章 危険信号ッッ

「やっちゃうかぁーーーー??(笑)・・・・君いくつーー??」
涼は少し笑って言った・・・。
「・・はぁ??・・・18だよ!!早く金出せっ・・・」
「どこの子??」
「・・・北谷だっ!!おいっ・・・早く金ッッ・・・」
「・・・・北谷かぁー・・・あのさぁー・・」
涼は少し身を乗り出し・・・その男の子の腕を掴んだ・・・。
「・・・・女といるとき・・絡むな・・・ルール違反だろ!!!!」
「・・・・・・っ!!」
「後・・・・相手を選べよ??」
ぐーーーっとその男の子の腕を引っ張ると・・・。
「うっ・・・・・いってぇ・・・離せっ!!」
「・・・・わかった??(笑)・・・・」
「・・・んっ・・・わかった・・・・」
男の子がそう言うと腕を離し・・・・・。
窓を閉めた。
「帰ろうー・・・(笑)今日は晦日だから皆盛り上がってるんだ・・・・」
涼は私の手をギュッと握って車を動かした。
車の外を見ると・・・・
バイクの子達が・・
凄い顔で睨んできた・・・。
涼はジッと彼らを鋭い目つきで見て・・・そのまま駐車場を出ていく・・・。
振り返ると・・・少し離れて付いてきた・・・・。
「・・・りょぉ・・・付いてきてる・・・」
私は手を震わせ涼のスーツを握った・・・。
「・・んーーー大丈夫(笑)・・・」
「・・・・涼・・・・」
ギュッと私の肩を抱き・・・運転する姿は余裕たっぷり・・・・
「・・・怖かったよな・・・ごめんな??」
「・・・ううん・・・」
涼はチラチラと後ろを確認し・・・。
「・・・ちょっと電話するな??(笑)」
そう言って私の肩から手を外した・・・。
「・・・うん・・・」
なんだろう・・。
何でこんなについてくるんだろう・・・。
嫌だなぁ~・・・こうゆうの・・・・。
私はサイドミラーをじっと見つめ・・・そう思った。

