この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
島人物語
第2章 危険信号ッッ

涼はハンズフリーで電話をしだした・・・。
相手は・・・。
淳ッ!!
「・・・・・もしもーーし・・(笑)・・淳さーー・・ちょっとだけお願いがあんだけどーー・・」
『なんだよ・・・(笑)お前結城と消えやがったな~ッ(笑)』
「ちょっと、星見にドライブ行ったんだけどーー・・途中で若いのに声かけられてさ~ッ(笑)」
『若いの??(笑)』
「今付いて来ちゃってるんだわ・・・(笑)そのままレストランの駐車場に突っ込むから・・・何かあったら困るからさ・・何人かで外来てもらっていい??」
『あーーー(笑)はいはい・・・皆退屈してるから丁度いい・・』
「出てくるだけでいいって・・(笑)・・・んーー・・後10分くらい・・・はーーい・・・」
すると・・・バイクが何台も横につけてきて・・・横から何か言ってくる・・・。
どうなっちゃうのッ?!
なかなか遭遇しないこんな体験~ッ!!!
「・・・結構しつこいなーー・・・」
涼はぼそっと言って・・私の手を握った・・。
「・・・涼・・・」
「・・・(笑)・・・大丈夫・・・俺が付いてるんだ・・・」
涼の大きな手が・・・私の小さな手をギュッと包んで・・・優しく笑った・・・。
「・・・結城・・こっち見てて??(笑)俺のこと見て??」
「・・・・うん・・・」
言われた通り・・涼を見つめ・・・外にバイクがいるのを分かってても・・信号で止まるたびキスをしてくれる・・・。
なんだろう・・・涼の・・・この余裕・・・。
私たちの車はバイクを引き連れ・・・レストランの駐車場に到着すると・・・・。
店の前に・・・淳が見えた・・・。
「・・・ちょっと待ってて??(笑)・・・」
涼は車を降り・・・車をロックした・・・。
私はオロオロし・・外を眺めた・・・。

