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第8章 マンションの人

龍said


美晴ちゃんの・・・赤い顔。


俺の中で歯止めが利かなくなる。


君に手を出してはいけない・・・。


出せる立場じゃない・・・



でも・・


壊れそうな君を俺は・・・・


放っては置けない・・・


手を離し小さな美晴ちゃんを抱き寄せた・・・


「龍ッ？？君・・・/////」

「ごめん・・・何もしねーから・・・・」

そう言うと・・・美晴ちゃんは傷ついた手で・・・俺のシャツをギュッと握って・・・。

「・・・暖かい・・・/////」



人の温もりって・・・


こんなに居心地がいいんだ。


女って・・


抱きしめるとこんなに気持ちがいいんだ・・・。




２３にして・・

初めてこの感触に感動した夜だった・・・。