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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第3章 新しい職場
このショッピングモールは海の傍。
屋外に店が並んでいるため店を出ると海の香り・・・。
そして・・・
店の前の通路を少し歩き突き当りのバックヤードのドアを開けると従業員用の階段・・・。
その階段からは・・
海が見える。
「はぁ・・・」私は段ボールを一回下に置き海を眺めた。
私の家は横浜市内だけど海が見えるわけではない・・・
この景色がこれから毎日見れるなんて・・・
嬉しい。
私はまた段ボールを持ち上げて・・・。
「よいしょっ・・・」
階段を下りた・・・。
私が入ってきた従業員用の扉が開き・・すぐ後ろから足音が聞こえた。
やばっ!!人が来た・・・。
私は段ボールを持ち直し・・・人が通れるように端に寄った。
ッッッ?!
その時・・・
ヒールを踏み外しッ・・・
「ひゃっ・・・・!!!!!」