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第15章 幸助の反撃

美晴said



彼を好き・・・。


龍君を・・・・。


龍君が好き・・・・・。


もう・・・貴方とやり直すことはできない。


「てめぇっ！！！！・・・裏切りやがって！！！」


ッッッ？！？！


直ぐに幸助の右手が飛び出してカウンター越しに髪を掴まれてカウンターから引きずり出された！！


「止めてくださいッ！！！離してぇっ！！！」


佐藤さんが必死に幸助の手を掴んだッ・・・・・


髪の毛が抜ける勢いで店内で引きずり回された・・その時・・・・・・・・。


ドカッ！！！！！！！


私の髪を掴んでいた幸助が目の前から居なくなって・・・


直ぐに私を庇う様に目の前を覆う大きな影・・・・


その影は・・・・


「女に手を上げるなッ！！！」

その大きな影は・・・・


龍君・・・・


龍君が着てるパーカーの裾をギュッと掴み背中に顔をつけると・・・・

龍君は背中に手を後ろに回し私の体を優しく触った・・・。


「お前か・・・・人の嫁に手出しやがって・・・・」


見えないけど・・・幸助がそう言った・・・。


「あぁ・・出した、最初っから結婚してるって知ってて手出した！」


え・・・・・。

私は顔を上げた・・・・・。