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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第18章 逃走
「怪我は入院するほどではないし・・・(笑)薬塗ってなるべく何も張らないで乾燥させて??後は胸の切ったような傷~・・・これはそんな深くないから消毒して・・・・」
・・・・・。
「あの・・・私・・・。」
太った看護士さんは笑って・・・・。
「ここ、磯子の病院(笑)1時間くらい前に担ぎ込まれてね・・何事かと思ったわよーー・・」
・・・・・・。
「脚の火傷ね・・・(笑)これが塗り薬・・体や顔の打ち身は自然に引くのを待つしかないけど顔は少し腫れてるから冷やしてやって???あと~・・これが胸の傷の塗り薬(笑)飲み薬はお連れさんに渡してあるから・・・・」
「あの・・・連れて来てくれた人は・・・・」
「あーーーっ(笑)可愛い顔の男の子ッ!!なんかあなたのお腹が鳴って煩いから何か買ってきますって言って・・・もう戻るんじゃないかしら(笑)」
お腹ッ!!!!
確かに・・・。
昨夜も何も食べてないし・・・・。
今って・・・。
「何時ですか・・・。」
看護士さんは時計を見て・・・・
「今15時半(笑)大丈夫????少し目覚めた???」
・・・・・。
私・・・・。
助かったんだ・・・・。