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第18章 逃走

美晴ちゃんに電話を渡すと・・・。


美晴ちゃんはお母さんと電話で少し話し・・・。


切った・・・。


「あの・・・龍君・・・湘南って・・・・。」


(笑)


「俺のね親友ってー・・・いるって言ったじゃん？？(笑)」

俺はタバコに火をつけ言った。

美晴ちゃんはうんうん・・・って頷く・・・。


「湊っていうんだけど、湊と一緒に管理してるマンションがあるんだ(笑)ほとんど使ってないけど綺麗だし・・・そこにしばらく行こうか？？」


「・・・・その・・・湊君は来ないの？？？・・・・」


(笑)

「来るなっていえば来ない(笑)」

美晴ちゃんは小さなバックを持って・・・。


「・・・龍君・・・あの・・・・」


そう言いながら財布を出す。


「ん？？？どした？？？」

「あのね・・・あの・・・お金・・・・お給料出てからでもいい？？？？」

・・・・・・・。


(笑)


「何の金だってっ！！(笑)(笑)・・・超ウケる・・・。」

俺が笑うと・・・。


美晴ちゃんは真剣な顔をして俺のスウェットを掴み・・・。


「だって・・・大事なことでしょ？？？」


(笑)