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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第20章 理想の二人
その手紙は・・・。
凄く短いけど凄く愛情籠った手紙だった。
美晴へ
何があったかは分からないけど、いつも心配してます。
一緒に居る方にも迷惑をかけないように気を付けてね。
いつでも連絡してください。
大したものではないけど送ります。
一緒に居る方に宜しくお伝えください。
元気でね・・・。
母
美晴ちゃんは手紙を読むと静かにそれをしまった・・・。
・・・・・・(笑)
「ママー・・(笑)優しいねー・・・」
小さな美晴ちゃんをギュッと抱きしめると・・・。
「うん・・・(笑)凄く優しい・・・・」
こんなに優しいママから産まれた美晴ちゃんは優しくないはずない(笑)
美晴ちゃんは俺の腕の中で顔を上げ・・・。
「龍君のママは??(笑)」
・・・・(笑)
「鬼ばば(笑)」
そう言うと美晴ちゃんはケタケタ笑った・・・。
「鬼ばばってー・・・(笑)」
(笑)
「中学卒業してすぐに家を追い出すようなお袋だぜ??メチャ恐ろしいぜ(笑)」