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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第25章 温泉宿
部屋に戻ったのは21時過ぎ。
途中の売店で買ったアイスを開け・・・。
「また朝起きたらお風呂入ろうかな・・・(笑)」
景色が見える板の間のリクライニングチェアーで足を延ばし座って行った。
龍君はその脇のリクライニングチェアーに腰掛けて・・・。
「俺も起きれたら入ろうかなーー・・(笑)」
バニラのアイスを一口口に入れて龍君の方にスプーンを持っていくと龍君はパクッとそのアイスを食べた。
「美味いね(笑)」
(笑)
なんで旅行行った時ってアイス食べたくなるんだろう(笑)
目の前の竹林がさわさわと風に揺れて爽やかな音がした。
龍君は立ち上がって窓を開けて・・・。
「あ・・・(笑)下の川ライトアップされてる!」
えっ・・・。
思わず立ち上がって一緒に下を見ると・・・。
綺麗にライトアップされた川。
「綺麗だね(笑)」
龍君の腕に自分の腕を絡めてアイスを食べた。
早く・・・。
全てがすっきりして・・・。
全てを終わらせたいな。