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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第28章 キャバクラ襲撃
・・・・・・。
「離してくれぇ~ッ!!!!もうしないっ!!!」
桧垣は俺の下でそう叫んだ・・・。
グッともう一回力を籠めると・・・・。
「龍ッ!!!彼女の傍に行けッ!!!」
・・・・・・ッ!!!
美晴・・・。
桧垣の腕を離し・・・後ろから一回蹴っ飛ばすと・・・・。
直ぐに奥の事務所に向かった。
美晴ごめん。
真っ先に・・・美晴の傍に行くべきだった。
廊下を歩いて奥の事務所の扉を開けると・・・・。
そこには床に転がった・・・一人の男と少し離れた場所で床に座り込んで泣いていた美晴・・・・・。
「美晴ッ!!!!」
走って美晴の傍に行くと・・・・。
美晴は胸を隠し・・・・直ぐに俺に抱きついてきた・・・。
「龍ッ・・・・龍・・・・・・・」
・・・・・・ッ・・・・・・
ギューーッと美晴を抱きしめ・・・・・。
「ごめんね・・・美晴・・・一人で行かせてごめん・・・・・」