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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第29章 湘南の夏



両手で美晴の頬を挟み・・・。


チュッチュとまた軽く・・・。


「足りなかった分今夜いっぱいしてあげるね(笑)」

俺は毎回足りない(笑)

一日美晴にくっ付いていたい位なのにッ!!!!



美晴は笑って・・・・。


「わかった(笑)・・・頑張ってね・・・・」


名残惜しいが美晴を置いて部屋を出た。


携帯を出しラインを見ると湊から・・・。


『今出た』


はぁーー・・。


今日からマジで夏本番だなーーーーッ!!!



軽い足取りで非常階段を降り下に出ると・・・。


湊と太一が通りの向こう側から手を振っていた。


まだ夏休みじゃねーのに・・・・。


スッゲーーーー人ッ!!!



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