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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第33章 俺の故郷と俺の兄貴
「もしもしっ?!」
俺が焦った声で電話に出ると・・・・。
『(笑)(笑)・・・・・、あーーあ、やっぱバレちゃった~ッ!』
・・・・・・(笑)
「(笑)琢磨が酔っぱらって言った!・・・・でー・・・お前このまま俺に顔見せずに帰る気?」
俺はタバコに火をつけ言った。
『(笑)今回は申し訳ないけどー・・・・・また改めてにするよ(笑)明後日から石垣行くし・・・。』
えっ?!(笑)
「石垣???」
まさか・・・。
実家に彼女を連れていくとか??
いやいや、まさか(笑)
『離婚したことも報告してねーし、後は彼女と一緒に暮らしてるから新しい住所も言ってねーしで・・・。』
・・・・・・ゴクッ・・・。
まさかコイツ・・・。
あの可愛い彼女と結婚するとか??
いやいやいやっ!!離婚して直ぐに結婚とかねぇかッ・・・
俺だって考えてねー訳じゃないけど・・・。
「え・・・えーーっとさ・・・。お前もしかして結婚とか・・・・。」
俺が言うと電話の向こうで龍は笑った。