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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第34章 俺の兄貴と年上の彼女
いたって事は・・・。
一樹は穏やかに笑って・・・。
「俺がOHに入った時ー・・・(笑)・・・実はその妹ね・・・不治の病って言われてるプリオン病って言う感染症の病気でねー・・」
プリオンッ・・・・。
初めて聞いた。
「なんか俺もよくわかんなくってさ(笑)・・・でもとにかく治療費がかなりかかって・・・それでOHに入った・・・(笑)」
・・・・・・。
「でもー・・妹はその病気になって2年ともたず・・・25で死んだよ(笑)」
え・・・・。
マジかよッ・・・。
思わず言葉を失って・・・・。
一樹を見てると・・・・。
一樹は笑って・・・・。
「だからね、俺は涼や淳が羨ましいし・・・龍も湊も弟みたいでなんか嬉しいよ(笑)」
・・・・・・。
一樹にそんな妹がいたなんて・・・・。
知らなかった。
でも一樹は悲しい顔なんて全くせず・・・。
妹さんの話をしてくれた・・・・。