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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第6章 踏み外した道
夏希は半ばあきれた様子で・・・
「あのさー・・・(笑)それってヒモじゃないの?」
うっ・・・
「そう・・・かもしれないんだけどー・・・幸助も仕事は探してるし・・・。」
「・・・・・・・・・」
皆無言ッ・・・・
だから嫌だったのにーーーーっ!!!(笑)
「で・・でもねっ!!きっとまた働き出すと思うし・・・プレッシャーもあるからなかなかね・・・(笑)」
私何言ってるんだろう・・・。
ここまで来て庇う必要があるのかって・・・。
自分でも思うのに。
「でも家事は旦那がやってくれてるんだろ?」
優弥が言った。
・・・・・・。
「あ・・・んー・・・たまにねっ(笑)」
私の対応に皆はまた無言。
「いやいや、ないない!!!!ないわっ!!!」夏希はタバコを押し消しビールを飲み干し言った。
うっ・・・。
「アンタさ、よーーーーーく考えて???2.3年働かない奴が今更働くとか思ってる??今楽しててそれで成り立つならって思わない?家事もアンタがやって、稼いできてくれて・・・そんな楽な生活から抜け出せる?」
「・・・でも・・・・。」
夏希はビールのお代わりを頼み・・・私の方をじっと見つめ・・
「アンタがダメにしたのよっ?!甘やかしちゃダメよ!!!」
グサッ・・・
そんなの分かってるーーーーっ!!
・・・・でも・・・・。