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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第38章 私の家族
奥からゆっくり歩いてきたのは・・・大きな体の女の人。
美晴は笑って立ち上がり・・・俺も美晴の横に立って頭を下げた。
「鈴江さん、御無沙汰してます(笑)忙しい時期にごめんなさい・・・」
「いいのよぉーー・・(笑)今夜はね素泊まりのお客さんばっかだし、若いサーファー君ばっかだから・・・」
そう言うと一回俺の方を見て・・・・笑った。
「鈴江さん、・・・彼が・・・今一緒に住んでる上地龍君・・・随分お世話になってるの・・・(笑)」
美晴がその女性に俺を紹介してくれた・・・。
俺は頭を下げ・・・・。
「急にお伺いしてすいません、・・・美晴さんとお付き合いさせていただいてます上地です・・・・。」
すると・・・その・・・鈴江さんはケタケタ笑って・・・・。
「私は美晴ちゃんの義理の姉ッ!!もう38歳のおばさん、篠田鈴江(笑)・・・堅苦しいのは止めて中に入りましょ?疲れたでしょ?」
その女性は・・・真黒で・・・・(笑)
頭に三角巾を巻き(笑)
化粧もしてなくって、大きな口を開けて笑う太った豪快な女性(笑)
美晴が持っていた紙袋を俺が持ち・・・美晴は笑って・・・。
「行こう(笑)・・・お兄ちゃん直ぐ降りてくるよ(笑)」
・・・・・(笑)