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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第38章 私の家族
「おーーーい!!もうお袋は帰って来たか――??」
ドスの聞いた声(笑)
奥の廊下から聞こえてきた。
「あっ!父ちゃんだっ!!!」
陸斗はそう言って顔を上げ俺の顔を見てまたニカッと笑った。
俺は思わず正座をして・・・・(笑)
ネクタイをキュッと締め直す。
「おいっ!お袋はまだか?」
・・・・・・・。
そう言って顔を出したのは・・・・(笑)
美晴に見せてもらったあの顔(笑)
真黒で髭を生やし伸びきったTシャツを着て・・・・熊の様な(笑)
「あっ!!初めましてッ・・・上地龍と申しますッ・・」
思わず土下座状態(笑)
暫くの沈黙・・・・・。
「あっ!!やだぁー・・龍ッ!!謝りに来たわけじゃないんだからッ・・・」
慌てて美晴が俺の横に来て俺の体を起こさせた。
顔を上げると・・・・。
ニヤッと笑った熊の様なでっかい顔が(笑)
真っ白な歯を見せ・・・・。
「よぉっ!!俺はこう見えても正真正銘の美晴の兄貴の晴夫だっ!!似てねーだろ?(笑)」
そう言って笑い俺の前に胡坐をかき座った。