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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第7章 夢
龍のうわさは絶えない。
でも本当の事は知らない。
噂?
(笑)
嘘臭いけど高校時代、喧嘩をして相手の手にフォークを刺した・・・とか?(笑)
素手で腕の骨を折った・・・とか。
中坊時代から暴力団入りしたとか(笑)
ヤバい噂ばかり。
金の出所は実は麻薬の密売人とか(笑)
兄貴は裏の世界のドンとか?
「龍っていったい何者なんだろうなー・・(笑)」
俊は少し寂しそうな顔で言った。
「・・・・何今更(笑)・・・・・」
「仲良くはしてるけどー・・俺らアイツのこと何も知らなくね?」
・・・・・・。
「無理に聞くことじゃねーだろ?(笑)」
俺は龍の店の方に足を向けた。
「瑛大ーーーーっ!!」
俊は俺をまた追いかけて来て・・・。
「あ???(笑)」
俺が足を止めると・・・・
俊は俺の腕を掴んだ。
「俺等って・・・仲間だよな?」
・・・・・・。
「(笑)・・・そーだよ!!!」
こんな年で仲間ができるとは思わなかった・・・。
龍に話しかけたのは俺だった・・。
初めて見た時・・・妙にアンテナが反応したんだ。
龍の店が出来て龍がスーツの男と話をしていた。
一人になった時にすぐ名刺を持って挨拶をしに行った。