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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第7章 夢
夢の様だった・・・。
綺麗なマンションに・・・龍君と一緒に物件を見に行くなんて。
うちのマンションもまだ新しいけど・・・
新築マンションはやっぱ違う。
何件も回って・・・最後に見た物件は・・・
最上階だった・・・。
「わぁー・・・・海が見える・・・・・」
少し離れてはいるけど・・港が見え・・夜景も綺麗なんだろうなって想像ができた。
「ここは部屋数も一つ多いし、お値段はりますがかなり景色がいいですよ(笑)」
営業さんが私たちの後ろでそう言った。
・・・・・・。
龍君は黙って奥のバルコニーの方に行き窓を開けた。
私もその後から付いて行き・・・
「凄い景色だね・・・(笑)素敵・・・・」
私がそう言うと・・・
龍君は笑って・・・私の手を取った。
?????
「バルコニー広いね・・・(笑)ここから花火も見えるかな?」
・・・・・・。
「そうだね・・・(笑)」
「ここに大きなテーブル置いて晩酌もできるね(笑)」
・・・・まるで・・・。
カップルみたいな会話だよ・・・。