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写性 …SHASEI…
第7章 習慣
数日間、沙絵は約束を守って、眠っている僕を襲うことはなかった。
夢も見ないで眠ることができた。
日中、アトリエで過ごす沙絵は、僕と同じ白い着物を着て過ごしている。
寝間着も着物。
その姿はまるで幼な妻のようだった。
正直、幼児に欲情はしない。ふとした仕草や表情に沙織の影を見るからドキッとする。
沙絵自身の個性を見い出し愛せればと思っていた。
紫の上のように、自分の好みに躾ていく。
大人になれば沙織以上の女になるだろう。
僕は意志を持って理想の女創りに傾いていった。
風呂あがり、寝室に入る。
「沙絵、愛してる。
今から大人の女性のように沙絵を愛するよ。」
今までの行為が性処理だけのものでなく、愛の行為のsexの一部だったと教えよう。
沙絵は、瞳を大きく開いてコクリと頷く。
どこまで理解したのか、ルールの日、僕がしたいと思って求める日だと、わかったようだ。
掛け布団を捲って畳んで隅に置き、上がって胡座をかく。
「おいで。」
太ももを叩いて示せば、ベッドに上り、向かい合わせに僕の脚の中に座った。
ギュッと抱き締めてやる。
「愛してるよ。」
背中を撫でながら抱え上げ、足を開いて僕に跨がらせた。