この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘ったれなブルー
第3章 ブルーは限りない愛に包まれ溶けていった

彼の広い胸と私の胸がくっついて、またさっきみたいにふたりの心臓の鼓動がひとつになる。
そして私は彼の背中に回した腕で、彼をぎゅっと抱きしめる。
いつも彼が私にしてくれるように・・。
そして私も彼に抱きしめられる。
私は彼の肩にキスをして・・しばらくふたりともじっとしている。
心の中を覗き込んでも哀しみは見つからない。
そこにあるのは優しい光を放つ幸せだけだ。
部屋の中は青い光が満ちている。
私は暖かくて安心して幸せで、そして・・眠くなってきた。
抱き合ったまま彼の耳元でささやく。
「私眠くなっちゃった。このまま寝ちゃっていいかな」
「いいよ」
「このまま抱いていてくれる?」
「うん」
「ありがとう。とっても幸せよ」
「僕もだよ。沙羅」
私は彼の温もりに抱かれて眠りに落ちた。
彼の「僕はずっとここにいるからね」という優しい声を聞きながら。
― 甘ったれのブルー 完 ―
そして私は彼の背中に回した腕で、彼をぎゅっと抱きしめる。
いつも彼が私にしてくれるように・・。
そして私も彼に抱きしめられる。
私は彼の肩にキスをして・・しばらくふたりともじっとしている。
心の中を覗き込んでも哀しみは見つからない。
そこにあるのは優しい光を放つ幸せだけだ。
部屋の中は青い光が満ちている。
私は暖かくて安心して幸せで、そして・・眠くなってきた。
抱き合ったまま彼の耳元でささやく。
「私眠くなっちゃった。このまま寝ちゃっていいかな」
「いいよ」
「このまま抱いていてくれる?」
「うん」
「ありがとう。とっても幸せよ」
「僕もだよ。沙羅」
私は彼の温もりに抱かれて眠りに落ちた。
彼の「僕はずっとここにいるからね」という優しい声を聞きながら。
― 甘ったれのブルー 完 ―

