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愛の終わりは最高のデートで幕を下ろそう
第2章 二人のラスト・ドライブ

第三京浜から横浜横須賀道路へ、逗子で降りて海沿いに走る。三浦半島を横断する形で西へ抜けるとR134。左手に太平洋を臨む海沿いの道をしばらく走った所で道路脇に車を止め、屋根を開けてオープンにする。
「気持ちいいね」「ああ、快晴だね」
今日はとても良い天気だった。日差しに波がきらめく海からの潮風が心地よい。
絶好のドライブ日和・・なんだけど。
「ねえ。あなた」
「ん」
「わたしたち、どう見えるかな」
「どうって?」
「メルセデスのコンバーチブルの屋根を開けて、そのシートで仲良く笑い合う微妙な年齢のカップルは、人から見てどんな風に見えるかしらね」
「ハハハッ、微妙な年齢とは傑作だ。相変わらずきみは面白い言い方をする」
「気持ちいいね」「ああ、快晴だね」
今日はとても良い天気だった。日差しに波がきらめく海からの潮風が心地よい。
絶好のドライブ日和・・なんだけど。
「ねえ。あなた」
「ん」
「わたしたち、どう見えるかな」
「どうって?」
「メルセデスのコンバーチブルの屋根を開けて、そのシートで仲良く笑い合う微妙な年齢のカップルは、人から見てどんな風に見えるかしらね」
「ハハハッ、微妙な年齢とは傑作だ。相変わらずきみは面白い言い方をする」

