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愛の終わりは最高のデートで幕を下ろそう
第2章 二人のラスト・ドライブ

「どうにかならないかな。きみと一緒にいるために何か解決策はないのか。例えばこうやって今日のように仕事をやりくりして、たまにはきみと過ごす時間を作って・・」
「たまにはってどれくらい?」
「月一度・・は難しいな。半年に・・・」
「そうお互いに、たまには二人だけの時間を水入らずでって考えて、できないまま八年経っちゃった」
「僕はそれでも我慢する。織姫と彦星のように、きみとゆっくり出来るのが年に一度でもいいから」
「わたしはもう耐えられない。もう頑張って働く理由も結婚している理由も見出せない。きちんと終わりにしないと、もう一歩も前へ進めない。それに年に一度も無理だったじゃない。わたしたちは織姫彦星以下なのよ」
織姫と彦星なんてロマンチックなこと言っちゃって。でも彼らしいな。
「たまにはってどれくらい?」
「月一度・・は難しいな。半年に・・・」
「そうお互いに、たまには二人だけの時間を水入らずでって考えて、できないまま八年経っちゃった」
「僕はそれでも我慢する。織姫と彦星のように、きみとゆっくり出来るのが年に一度でもいいから」
「わたしはもう耐えられない。もう頑張って働く理由も結婚している理由も見出せない。きちんと終わりにしないと、もう一歩も前へ進めない。それに年に一度も無理だったじゃない。わたしたちは織姫彦星以下なのよ」
織姫と彦星なんてロマンチックなこと言っちゃって。でも彼らしいな。

