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KOIBUMI
第7章 近づく距離
涼said
淳は親父さんの話になると一人になりたがる。
俺もよく覚えてる。
「なぁ・・・お前等本島に来たのって・・・・。」
半次が俺の方を見て言った。
・・・・・(笑)
「俺等が中学あがった時・・・、俺と淳で仕返ししに行ってー・・・。」
懐かしい・・・。
そう・・・。
淳の親父を死なせた奴らは年少1年で出て来て・・・
普通に石垣で暮らしていた。
俺と淳はそいつらに仕返しをしに行った。
「中1で?」
大和と琢磨が言った・・・。
俺は煙草を消し・・・。
「そう(笑)中1で17の奴等ボコった・・・。」
それで俺らは石垣の高校には行けなくなり・・・。
本島に送られた(笑)
「俺も違う中学だったけどお前らの事は聞いてたからなーー(笑)まさか同じ高校になるとは思っても見なかった(笑)」
半次は笑って言った。
淳は・・・。
祭りの日が近づくと・・・・。
いつも寂しそうにしてるんだ・・・。