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KOIBUMI
第8章 嫉妬




凛said



奥の方に見える上原君をたまに見ながら私は鍋をかき回した。


周りでも楽しそうな声が聞こえて・・・辺りはだんだん暗くなっていく・・・。


きゃははーー!!やだぁっ・・・


後ろの班の子たちが楽しそうに走り回っていた・・・。



その時ッ・・・



ドンッ・・・!!



私の背中に誰かがぶつかって来て・・



「あっ・・!!」


私は思わず目の前にあった鍋を・・素手で掴んでしまったッ!!


「熱ッ!!!!!!」



鍋は倒れなかったものの・・・私は手を慌てて触った・・。



「凛ッ?!」


ナツが慌てて走って来て私の手を掴んだ。


「大丈夫ッ??火傷ッ・・・・」



・・・・・・・



ジンジン少しずつ痛みを感じてきた。



「氷ッ・・・!!」



そう言って走って来たのは国仲君・・・。



直ぐに私の手首を掴み氷が入ったビニール袋を私の手に付けてくれた。


「あ・・・・(笑)なんか気持ちいい(笑)」


ヒンヤリして気持ちがよかった・・・。



「直ぐ冷やせば大丈夫だよ(笑)一応ホテルに戻って塗り薬ないか聞いてみようか?」



「うん・・・(笑)」




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