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KOIBUMI
第8章 嫉妬
淳said
・・・・・・。
担任の田代が来て俺らのカレー作りを手伝い始めた頃・・・。
蓮見が男と二人で歩いて行くのを見た。
「・・・・おっ?!(笑)・・・・浮気???」
涼は笑って俺と同じ方向を見て言った。
・・・・・。
「別にッ・・付き合ってねーし・・・。」
見たくないものを見た気がした。
俺はテーブルに戻って田代が切ってくれた野菜をどんどん鍋にぶち込んだ。
「心配なら行ってくりゃいいじゃん(笑)」
涼が俺の横に来て言う。
・・・・・・。
「うっせーな!別に関係ねーし・・・。」
別に俺らは付き合ってるわけじゃない・・・。
その時・・・・。
「おっ??・・・・」
田代が空を見上げて声を上げた・・・。
・・・・・・。
「夜は雨かなー・・・。」
・・・・・。
昼間あんなに晴れていた空は少し曇って・・・
雨雲が遠くに見える。