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KOIBUMI
第18章 別れ




その日の夜・・・・。


「凛っ!!!!!!!」


慌てて警察署に来てくれたお兄ちゃん・・・。


私はお兄ちゃんに抱きついて・・・・・・


「ごめんなさい・・・・心配かけて・・・ごめんなさい・・・・」


お兄ちゃんは頭を撫で・・・・


「上原淳は・・・・・」


私は首を横に振って・・・・・・


ギュッとしがみ付いた・・。


すると・・・ぞろぞろ・・・・F組の生徒の・・・・


親たちが警察署に入って来た・・。


その中の・・・・優しそうな・・・40代半ばくらいの女性が・・・・。

2人の同じくらいの夫婦と私に近づいてきた・・。


「あの・・・・貴方が・・・・蓮見さん??」


・・・・・・・。


「あ・・・・はい・・・・・」


涙を拭きながら私は頷くと・・・


その女性は私に頭を下げ・・・


「上原淳の・・・母です・・・・」


そう言った。


あっ・・・・淳のっ???


「あっ・・・・あのっ・・・・・」


ビックリして・・・声が出なかった・・。


「(笑)・・・ご迷惑をお掛けして・・・・」


淳のお母さんはそう言って・・・また頭を下げた。


・・・・・・・。


「私こそ・・・・いつも・・・彼に助けてもらってて・・」


・・・・・。


「去年の夏・・・あの子が石垣に帰って来た時ね・・・涼ちゃんと貴方の話をしてるの・・・聞いたのよ・・・(笑)」


・・・・・・。


「あの子にも・・・彼女が出来たのかって・・・嬉しかった(笑)」


・・・・・・・。


「あの・・・淳君は・・・上地君も・・・悪くないんです・・」


お母さんは笑って・・・


「(笑)・・・バカなのよねー・・・ったく・・・・」


そう言った・・・・。



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