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KOIBUMI
第20章 抜け殻の私




淳said



はぁー・・。



面会時間にお袋がペラペラペラペラ話しまくる(笑)


俺は下を向き・・・・。


その話を聞き流す(笑)


「ちょっと、淳聞いてるの???(笑)サトウキビがね・・・」


来るたび来るたびサトウキビの話(笑)


何なんだってんだ!!いったい!!(笑)


「サトウキビすっごく元気でね、帰ってきたらアンタが世話してね(笑)」


・・・・・・・。


なんなのっ?!


お袋のサトウキビ話を永遠に聞き・・・面会時間が終わると・・・。

教官がお袋からの差し入れの本を渡してきた。


「確認したが安全と判断されたので持っていきなさい。」


・・・・・。


「ありがとうございます。」


その本を受け取って俺は部屋に戻った。


その本はファッション雑誌。


同じ部屋の奴がそれをチラッと見て来て俺に目で合図をした。


『見せろ』


と・・・。


俺は舌を出し・・笑った。




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