この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
KOIBUMI
第20章 抜け殻の私
淳said
はぁー・・。
面会時間にお袋がペラペラペラペラ話しまくる(笑)
俺は下を向き・・・・。
その話を聞き流す(笑)
「ちょっと、淳聞いてるの???(笑)サトウキビがね・・・」
来るたび来るたびサトウキビの話(笑)
何なんだってんだ!!いったい!!(笑)
「サトウキビすっごく元気でね、帰ってきたらアンタが世話してね(笑)」
・・・・・・・。
なんなのっ?!
お袋のサトウキビ話を永遠に聞き・・・面会時間が終わると・・・。
教官がお袋からの差し入れの本を渡してきた。
「確認したが安全と判断されたので持っていきなさい。」
・・・・・。
「ありがとうございます。」
その本を受け取って俺は部屋に戻った。
その本はファッション雑誌。
同じ部屋の奴がそれをチラッと見て来て俺に目で合図をした。
『見せろ』
と・・・。
俺は舌を出し・・笑った。