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KOIBUMI
第24章 出口のないトンネル
マンションに戻ったのは5時・・・。
もう全然休んでいない。
目の下にクマを作りながら私はベットの上で少し目を瞑った。
淳に逢いたい・・・・。
あの日・・・・。
帰らなかったら・・・・。
そんな後悔ばかりを毎日してる。
恋人への愛か・・・・。
目を瞑ると私の脳裏には・・・高校時代に淳とよく一緒にデートした沖縄の海・・。
皆でワイワイ騒いだカラオケ・・・。
東京に淳が来てからも・・
2人で過ごすクリスマスや・・・夜景のデート・・・。
淳は忙しい中、月に一回は必ず私とデートしてくれていた。
私が忙しいときは良く私の部屋で変な料理作ってくれたっけ・・・(笑)
「・・・(笑)」
そんな事を思い出すと口元が緩んで笑ってしまうの・・・。
そして決まって・・・。
涙が流れるの・・・。
恋人への愛・・・・。
亡くなった・・・両親への想い・・・。
まだ・・・。
間に合いますか・・・・????