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KOIBUMI
第26章 悪徳事務所の悪事
「・・・だから??・・・・だからなんだよ・・・」
桜坂は開き直ったように言う。
・・・・・・。
「・・・これは、偽証罪に当たります(笑)・・・」
振り返ると・・・・
「祐司・・・・・・」
「そして・・・あなた方は蓮見さんを騙し給料をだまし取った・・・それも犯罪・・・」
・・・・・・・。
「そんな証拠はないだろっ!!」
そう言ったのは桜坂の親父。
・・・・・・。
「あるわッ!!!凛がこの一年で働いてきた仕事内容を見ると・・・年間1億以上は稼いでる・・・データー出したんだから!!!」
由美さんが言うと・・・
思わずその場は静まり返り・・・・
でもその沈黙を破ったのは・・・・・
糸井・・・・。
「しかし・・・凛はこれで契約を結んでる・・違約金が発生しますが宜しいですか???」
俺の目の前に凛がサインした契約書・・・。
・・・・・。
「・・・違約金・・・2億5千万・・・・」
俺はその紙に目を通し言った。
「その金が一括で払えるなら今までの給料も全て支払ってもいいですよ??(笑)」
糸井は俺の顔を覗き込み・・・笑った・・。
(笑)
やっぱ・・・そう言うよね???(笑)
そんなの予想してた。
「達也~ッ・・・あれ持ってきて??」
俺が達也にそう言うと・・・
達也は頷いて・・部屋を出た。
「こんなの予想してた・・・・」
俺はその契約書をひったくり・・糸井の顔を覗き込んだ。
「・・・・・・?!」
「祐司・・・直ぐにOHの病院に連絡してくれ・・・」
祐司は笑って・・・
「もう電話してある(笑)10分以内には来る・・・。」
相変わらず気が利く(笑)・・・・・・。