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Tweedia~~信じあう愛
第14章 突然の出会いと2人の過去
泣きそうな女の顔を見たら・・・。
思わず・・・。
「おいっ・・・・」
知らない女だけど・・・・。
声を掛けてみた。
すると・・・女を抱えた男二人と・・・女が振り返って・・・。
「なんだよ?・・・関係ない奴は口出しすんなよ?」
・・・・・・。
「その子嫌がってんじゃん?」
俺が言うと男二人は顔を見合わせ女を見て・・・・。
「コイツがルール違反しただけだ!!アンタ関係ないだろ?黙ってろッ!!」
女はまた俺を見て首を振ってきた・・・。
・・・・・・。
「いや、・・・泣きそうだしッ!!何があったかは知らんけど、こういう強引なのは止めとけよ?」
俺が言うとさっきまで入り口に居た男が女を離し俺の方に近づいてきた・・・・。
と、同時に俺のネクタイをグイッと掴み・・・・。
「店のルールに従えない・・・バカな女なんだよッ!!!いいか?もう何も言うな?」
・・・・・。
「いやいや、嫌がってるし(笑)」
男は更にグイッとネクタイを引っ張り・・・・。
「じゃー――――、アンタこのバカ女の破損金と罰則金・・・この場で20万払ってくれる??払えねーだろ???こういう世界なんだッ!!!いいか?黙ってろッ!!!」
・・・・・・。
男の後ろに見える・・・バカと呼ばれた女。
微かに見えた腕に付く青痣・・・。
その女の目から・・・・。
ポロッと・・・小さな涙が流れた。
・・・・・・。
「払うよ・・・直ぐ払える・・・」