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第14章 突然の出会いと2人の過去

男は、はぁッ？？？？って顔をして俺を睨み・・・・。


ネクタイを離した。


「嘘ばっか言うな！お前みたいな若造がそんな金・・・・」


俺はネクタイを直し内ポケットから財布を出し・・・。


明日から旅行だし予め３０は下ろしておいた・・・・。


10ずつの束を2つ・・・財布から出し・・・。


「ほら、・・・これ払うからその子引き取っていい？」



男はその金を受け取って女を掴んでいた男を見た・・・・。


女を掴んでいた男も女を引きずったまま俺の前まで来て・・・・。


「・・・・お前誰？・・・・なんなんだよ？・・・・でもこの子結構稼ぐと思って雇ったからさ～・・・損害賠償金として後10万・・・・(笑)払える？？？」


何こいつ等。


すると最初に俺のネクタイを掴んできた男がニヤッと笑って・・・。


「流石にあと10万は持ってないっすよね～？？？？(笑)」


「出したらその子引き取っていい？」


俺が言うと男二人は顔を見合わせ・・・・。


「借りてくるとか無しだぞッ！！！直ぐ払えんならッ・・・・直ぐ引き渡すさッ・・・無理だろッ？？？？」


・・・・・。


俺は最後のもう一束を出し・・・・。


「はいっ！！・・・・」


男の頭にポンッと乗せ・・・・


今にも泣きそうだったミミと呼ばれていた女の顔を見て・・・・。


「待ってるから早く着替えて来いよ？」


そう言うと・・・女は涙を拭き・・・・。


「は・・・・はいっ・・・・////////」


そう言って店の中に戻って行った・・・・。