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溶ける
第7章 目覚め
うっ…喉が渇いた。
私は脇腹を布団につけ、反対の脇腹は僅かに宙に浮き、うつ伏せで、車が片輪走行するような格好で寝ていた。
横臥が崩れて、宙に浮いたうつ伏せになっていたのだ。
枕に押し付けられながらバランスを取っていた右耳はちぎれたように痛く痺れている。
同様に右肩も痺れていた。
更には宙に浮いた左足は強張って尚且つ痺れていた。
俯いたまま、何故か口を大きく開いたまま寝ており、舌まで口腔内で宙に浮いている。
そこも渇き切って痺れていた。
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