この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ほのぼのした時間を
第8章 夏フェス
「後ろらへんで観てたら大丈夫やってー」
「大丈夫じゃない!春人は有名人だって自覚しなさい!てか、私は近くでライブ観たいの!」
茜さんにはJackのステージを観に行って欲しい。
でも、俺は離れたくない…
「…やったら、舞台袖で見る?」
「へっ?」
「マネージャー行くよー」
「え、ええっ!?」
食べ物を急いで胃袋に収めて、茜さんを促してスタッフ用出入り口を通過した。
ライブ始まる前に、Jackの楽屋に挨拶しに行く。
「お邪魔しまーす」
「おお、ハル!」
ボーカルの原 幹也くんとキーボードの松くんが出迎えてくれた。
「さっきのライブ観てくれてありがとうな。俺も袖で観させてもらっていい?」
幹「もちろん…ん?新しいマネージャー?」
後ろに隠れてた茜さんは小さくお辞儀した。
今彼女って説明したら、ライブ前に質問責めに合うやろうから言わんとこ…
「まあね。まだ慣れてないから、彼女にも観せてあげようと思って」
松「ええよ。楽しんでってな」
「は、はい」