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ほのぼのした時間を
第8章 夏フェス
Jackの出番直前にステージの袖に行き、ライブを観させてもらう。
幹「皆、待たせたなー!明日動けなくなるまで遊んでいけよー!」
初っ端から全力で飛ばして、一気にJackの世界にお客さんを引き込んでいく。
お客さんを引き寄せる魅力に嫉妬してしまう。
「最近ライブに行けてなかったけど、凄い進化してるやん」
「分かるの?」
「そりゃ、インディーズの頃から一緒にライブしたりしてたから、よう知ってる」
茜さんは目の前で繰り広げられるパフォーマンスに、目を凝らしていた。
「こういうライブの方が茜さんは好きなんかな…?」
「えっ?」
「え、いや、別に…」
思わず出てしまった本音に情けなくなる…
「私、Blue Eyesのライブが1番だよ。春人が居るから好きって訳じゃなくて、メンバーそれぞれの個性が生かされてるライブパフォーマンスが好き。演奏してることもね。
だから自信無さそうにしないで」
「うん、ありがとう」