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ほのぼのした時間を
第10章 彼氏の観察

「ん、ぶへっ!」
「目覚めた?」
「もー、納豆近づけやんといてよ。くせー…」

納豆の匂いに若干顔を歪めつつも、完食してくれた。
皿洗いは時間が有るから春人がしてくれることに。

「今日は帰ってくるの10時過ぎになると思うから、無理して待っとかんでええよ」
「うん、ご飯はどうするの?」
「家にあるので適当に食べるよ」
「何か作っておくけど、何がいい?」

「………オムライス」

しばらく考えてから出た答えに、思わず笑ってしまった。
オムライスを美味しそうに頬張る可愛い姿が想像出来て…

「男がオムライス食べたいって変かな?」
「違うの、可愛いなーって思っただけ」
「んー」

ちょっとムスッとした春人に「ハンバーグも付ける」と言えば、嬉しそうな表情に。
そういう部分が可愛いんだよな。

ーーーーーーー

「歯磨きした?」
「しました」

納豆を食べた後の歯磨きは入念にするよう言われる。
お見送りのキスで臭いの嫌だもんね…




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