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ほのぼのした時間を
第10章 彼氏の観察

お風呂を出てすぐに襲ってきた罰だ…
爆発ヘアは面白いけど、仕事があるから整えないと…

「私が髪の毛するから、そこ座って」
「えー、いいよ」
「早く!髪の毛してる間に起きといてね」

ドライヤーとブラシと寝癖直しを用意し、春人をソファに座らせた。
寝癖直しを後頭部に吹きかけ、温風を当てつつブラシでとかす。

パーマをかけたマッシュヘアは見た目通り毛量があるんだなー…
ワンちゃんのトリミングしてるみたい…

「誰が犬やねん」
「あ、聞こえてた?」

いや、本当に年中発情してる大型犬だよ…
2人きりになると、擦り寄って甘えてくるし、抱き付いて離れようとしないし…

「はい出来た!それじゃ、ご飯にしよ」
「んー…」

まだ眠いのか、瞼を擦りながら椅子に座った。
オンとオフのギャップが凄いな…

「いただきます」
「ん…美味い…久しぶりの和食や…」
「……」

反応が鈍い…まだ起きてない…?
そこで春人の目を一瞬で覚ます物を、鼻の先に差し出した。




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