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ほのぼのした時間を
第11章 ハロウィン

ピタピタ…

「あー、痛い…痛い」
「痛くない。口に血糊付けてんのに喋らないの!」

パシン

「痛い!肩パンは痛いよ!」

本日はハロウィンで、Blue Eyesはただいま仮装中。
ヨシはゾンビで、涼介は死神、光ちゃんは狼男。
俺は会社員の吸血鬼。
てか、リーマンの吸血鬼とかどんな設定や…

インスタに載せる為だけやのに、メイクや衣装も本格的。

光ちゃんの狼男は牙を付けて、体毛を付けて狼っぽさアップ。
ヨシはオールバックじゃなく、敢えて乱れた髪型にしている。

俺も牙と唇の端に血糊を付けてもらい、赤のカラコンを入れて、襟に血の跡があるスーツを着た。

「どうや、似合ってるか涼介?」
涼「はいはい、エロいエロい」
「(# ^ω^ )」

ガブッ

涼「痛い痛い!!ドラキュラみたいに噛むなって!誰か助けて!!」
光「ハルの格好も見ずに、適当な返事するお前が悪い」
涼「酷い!!」



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