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ほのぼのした時間を
第12章 クリスマスフェス参戦

「今から俺がどんだけ茜さんの事好きか、改めて教えてあげる」

顎を軽く持ち上げられ、甘く濃厚なキスをもらう。
ボーッとした意識の中で、ある事を思い出した。

「あっ、私クリスマスプレゼント用意してないや…」

チケットを用意してもらった上、綺麗なホテルを取ってくれたのに…
今日は2人きりになるとは思ってなかったので、手ぶらで何も用意してない。

期待に応えられないのは彼女失格だな…

「俺もサプライズで用意しただけやから、お返しでプレゼントは無理に用意せんでもええよ。俺もきちんとしたプレゼント用意してないねん、ごめんな」
「ううん、今度会う時にプレゼント用意しておくから」
「そう?ありがと。また今度もらうな」

ニコリと微笑んでいるけど、その手は胸をガッチリと掴んでいて…

「先にプレゼントとして、茜さんの事食べていい?」
「……うん」

小さく頷くと、満足そうに胸元に唇を寄せた。


-ーーーーーー

「ケーキ美味しい?」
「うん」
「クリーム付いてる…」

ペロッ…

「ん、ちょっと」
「ふふっ、甘いな…」


ー完ー



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