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ほのぼのした時間を
第14章 年下の彼女2
悶々と考えながら歩いて、スタジオ近くのカフェに到着した。
ここのカフェで友達のデザイナーと待ち合わせをしており、次のツアーで着る衣装のデザイン等の打ち合わせを行う。
コーヒーを注文してすぐに友達が入店してきた。
「おっす、ハル」
「おう、今日はよろしく」
コーヒーを飲んで一服してから、打ち合わせに入った。
今回のツアーのコンセプト、ツアーでは核となる曲のイメージを伝えて、iPadにデザインのラフ画を描いてもらう。
ある程度イメージとデザインがまとまってくると、話はお互いのプライベートに。
「ところで、最近どうよ?」
「あー…実は彼女がエッチに応じてくれへんねん」
こいつとは付き合いが長いから、酒の席では下ネタを話したりするが、シラフで話すのは初めてかも…
この話をした時は、声のボリュームは抑え目で、周りに人が居てないのをきちんと確認したからな。
「マジで!?そんな嫌がられてんの?」
「いや、そうじゃないと信じたいけど、よう分からん。拒否する理由も言わへんし…」
「どのくらいしてねーの?」
「1ヶ月」
「へー、ツアー中じゃないのにな…」