この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ほのぼのした時間を
第4章 バカンス
5分後…
「お待たせー」
「いや、大じょ…」
こちらを見て、しばらくフリーズ…
…やっぱり変なのかな?
春人に喜んでもらいたくて、勇気を出してビキニにしたんだけど…
彼氏が喜ぶ水着を、美咲に見繕って着たんだけどな…
「あの、変かな?」
「…いやいや、その格好はアカンやろ!?」
「なんで!」
「露出多すぎ!ビーチ見てみ、悪い野郎がいっぱい居てるやろ!!」
ビーチを眺めても、悪そうな人は居なさそう。
「大丈夫だと思うよ」
「可愛い女子を落とそうと、ナンパ目的で来とる輩も多いんやから。人が居てるとこでは優しそうにするけど、2人きりになったら…」
「もういい。春人が居てくれたら大丈夫だよ。早く行こ?」
「……分かったよ。その代わり、俺のパーカー着といてや」
持ってた黒いパーカーを、頭から被せられた。
ブカブカだけど、春人の匂いがして包まれてるみたい。
「先にシートとパラソル借りに行こか?ホテルに泊まってたら、優先的に貸してくれるみたいやから」