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ほのぼのした時間を
第4章 バカンス
顔を上げると、不機嫌でむくれてる私に気付いて謝ってきた。
「ご、ごめん!笑ってたわけちゃうよ。可愛いから悶えてただけ!」
「どうだか!もう行かない!」
「ごめんって。俺が泳ぎ方教えるから、一緒に行こ?」
手を引かれて、人気の少ない場所に到着。
春人がゆっくりとTシャツを脱ぎ捨てた。
その脱ぎ方がエッチしてる時を思い出して、思わず顔が熱くなった。
さっきの春人の反応は、もしかして私と同じこと考えてた?
「どうした?」
「ん、ううん。何でもない」
何とか誤魔化しつつ、準備運動をしてから海に入った。
あー、冷たくて気持ちいい…
「まずは浅いところで身体を浮かせてみよか?」
「はい、コーチ!」
春人の手を借りて海水に浮かぼうとするが、上手くいかずに身体が沈んでしまう。
「力まんと、身体の力抜いて…」
「こ、こう?」
「うん。そう、上手やね…」
「……」
教え方が、エッチの手ほどきしてる時と声のトーンが一緒!
本人は気付いてないから、言わないけどさ…