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ほのぼのした時間を
第6章 日常3
4.サマーカット
「くぅーん」
毛が伸びて暑苦しそうにしてたわたげ。
今日ようやくサマーカットにしてもらいました。
モサモサやった見た目がシュッとなって可愛い。
夏と冬でカットが変わってくるのも、犬の魅力よなー。
首に巻いてもらった唐草模様のスカーフもよう似合ってる。
「わたげー、プール入るかー?」
「ワン」
浴槽に水を少し溜めて、水に強いオモチャを浮かして簡易プールの完成。
わたげを入れてやると、水しぶきを上げながら、嬉しそうにはしゃいでいる。
水鉄砲を撃つと、撃った場所に素早く飛んでいきその部分をペロペロ舐める。
「わたげ、そろそろ出よか?」
わたげを拭こうと屈んだ瞬間、脚の間を通り抜けてリビングに走っていった。
「こら、わたげ!」
身体が軽くなったのか、軽やかな動きでリビングを駆け回るわたげ…
ようやく捕まえた頃には、フローリングはびしょ濡れ…
「わたげ、見てみ!こんなにビチョビチョにして。今日はおやつ無しやからな!」
「くぅーん」
「……」
「(´・ω・` )」
あーもう、そんな目で見るなよ!
おやつあげるからー!!
ー完ー