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ほのぼのした時間を
第7章 おじちゃん2
真夏の暑いオフの日。
リビングで涼みながら茜さんとゲームをしていたら、インターホンが鳴った。
モニターを確認すると、天使が画面いっぱいに映って、頰が緩む。
『はりゅー!』
「瑞樹ー!!待っててな、すぐ開けるわ」
ニヤけたまま振り向くと、怪訝そうな顔の茜さんが…
「春人、その笑顔は無いわ…」
「しゃーないやん、天使がやって来たんやから」
「?」
扉を開けると、姪っ子の瑞樹が脚に抱き付いてきた。
「はりゅー」
「瑞樹、よう来たなー。また大きくなったんちゃう?」
「うん!」
その後ろには兄貴と奥さんの雪絵さんが立っている。
「いらっしゃい、お疲れさん」
雪「お邪魔しまーす。秋くん、おみやげ渡して」
紙袋には、俺が好きな洋菓子店のチーズタルトか入っていた。
あの店って関西にしか無いから、たまに帰る時ぐらいしか食べれへんのよなー。
「ありがとう!後で皆で食べよなー」
「うん!」