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KOIBUMI 2
第1章 好きな人の行方




15分ほどすると・・・。


今日の日替わり・・・。


アジの干物定食が運ばれてきた・・・・。


「でっけーな・・(笑)美味そう・・・・」


俺がそう言うと・・・・。


「メチャクチャ美味いぜ???(笑)」


久々・・・こんな飯食う・・・。


俺は茶碗片手に魚を食うと・・・・・。



ッッ????


宏太は俺の反応を見るかのように顔を覗き込んだ・・・・。



「超美味い!!(笑)」


マジで美味かった(笑)


俺が夢中で食ってると沢ちゃんが来て・・・・。


俺等のテーブルにもう一品置いた・・・・。


「・・・・・・????」


顔を上げると・・・・。


「島寿司(笑)・・・サービスねッ!!!」


あ・・・・・


「あ、・・・すいません・・・・」


俺が言うと沢ちゃんは奥の厨房を指さした・・・。


振り返って厨房を見ると・・・・。


ねじり鉢巻きをしたオジサンが笑って手を振って来た・・・(笑)


「ご馳走様です(笑)」


俺はそう言ってまた頭を下げた。


なんか・・・


故郷の石垣を思い出す・・・・。




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